千姫御殿

風邪で気力なし。一日中ベッドの中。


ちょっと前なら風邪をひいても薬を飲んで一晩寝れば気合いで治せたものを、なまじ休みが続いたためか、体がなまくらになって回復が遅い。

2日間も丸々寝てるなんて考えられない。まず腰が痛くてたまらない。

「何もかもが何でこんなに鬱陶しいんだろう」by吉田拓郎「風邪」というくらい、頭は何も考えられず、ただ横たわるだけ。何もする気が起きず。

48時間目、あまりの腰の痛さに耐えきれず、ベッドから起きてみた。
ネジが緩み、部屋のドアの蝶番が外れそうになっていたので一回り大きなネジに変えて締める。力がいる作業だ。
ようやく「やる気」が起きた。

これで少しずつ気力が回復してくれれば。
 
唐組観劇用に買った折り畳み椅子は使うことなく次回に持ち越し。

「ランタナの花の咲く頃に」(1996年)を観る。
沖縄が舞台。知的障害のある青年・春夫の結婚相手として選ばれたのは黒人相手の商売をしていた10歳も年上の女(山本陽子)。
幼い頃に不発弾で両親を亡くし、引き取った祖父が死んでからは本土に渡り水商売を転々。500万円の借金を肩代わりするために春夫との結婚を決めたのだったが…。若松武史、橋爪功、山本陽子。こんなドラマももう作れなくなったか。


テエrビドラマ「李君の明日」(1997年)を観る。
石田登星の初主演作。かつてはこんな骨太のドラマが作られていた。
自分の進路に悩む在日の少年と帰国子女の淡い恋。そして彼らを見守る塾の講師。彼もまた在日であることで様々な困難を通過してきた。

不思議なことにこの名作に関する記述がネットにまったくない。

 少し気分がいいので映画「千姫御殿」(1960年、三隅研次監督)を観る。

家康の孫、千姫の物語。

大阪落城の際、坂崎出羽守に救い出された千姫は、坂崎を嫌い、本多家に嫁いだが心晴れず、吉田御殿にこもって遊興にあけ暮れる。

千姫の所望で呼ばれた大工は一夜の伽を命じられたが、翌朝死体となって発見される。本多家の若侍は姫と刺しちがえて死ぬつもりでその役を願い出るが、姫の美しさの虜となり、彼も死体となって沼に浮かび上がる。そんなある日、田原喜八郎と名乗る歌舞伎芸人が千姫に近づく。

千姫を悪役に仕立てた「千姫伝説」をもとにした絢爛の悲恋絵巻。

果たして千姫は男たちを取り殺す悪女なのか。

子どもの頃、山本富士子は美女の代名詞だった。当時、子どもの目から見ればピンとこなかったが、今見ると確かに「艶麗」という言葉が似合う美女だ。大人の審美眼だけが分かる美女。

この絶世の美女に絡むのが本郷功次郎。ほかに山田五十鈴、中村鴈治郎、志村喬、滝沢修ら錚々たる俳優が出ている。

恋人の仇と千姫を狙う町娘で中村玉緒。準主役。

しかし、どんな名優でも、俳優はバラエティに出たらおしまいだな、と思ったのは若い頃の中村玉緒を見ても、後年の姦しい、ただのバラエティーのおばさんの影がちらついてしまうこと。
これはいかんともしがたい。
せっかく過去に名作に出ていても、後年、そのイメージを汚すような仕事をしては栄光に傷がつく。悲しいかな。

名優といわれた人たちがテレビのバラエティに出なかったのは正しかった。

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