梁塵日記

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zoom RSS 19歳のブルース

<<   作成日時 : 2017/04/24 00:10   >>

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 従妹のK美ちゃんの息子、K春が引っ越ししたというので王子に。
12時半、駅で待ち合わせ。Y子叔母さんとK美、K春の4人で昼食。その後、彼のアパートに。1Kで6万ちょっとか。都電の線路脇。大学院で日本文学を専攻しいているKくん、本棚は近代文学関係。3時に引き揚げ。

 帰宅後、ヴァリエの魚屋で買ったホヤを調理し日本酒で一杯。自治会報に挑戦。Wordで1ページつくる。それも試行錯誤の繰り返し。疲労困憊。

先日、大量に買った雑誌「シナリオ」の背表紙を見ていたら1960年8月号に寺山修司の「十九歳のブルース」の文字。ネルソン・オルグレンの「朝はもう来ない」をもとに寺山が書いた処女シナリオだ。

将来を嘱望された19歳のボクサーが、暴力団にそそのかされ、反共極右政党の設立に邪魔な政治家を刺殺する。恋人を汚され、彼女にカネを払う約束は反故にされ、刑務所から出てきた彼を待っていたものは…。後のヤクザ映画「無頼」とも共通点がある。

後書きで寺山修司が書いている。「歴史を作るのは圧制者でも革命家でもない、見えない力で抵抗している第三ゾーンの人たちだ」と。

極右政党の結成という筋立てはまるで今の「日本第一党」だ。
「政治的季節に棲息しながら、それらと無縁だと思い込んでいる一人の若者が背負っている見えない荷物が実は歴史という途方もないファルスの因子なのだ」と寺山。

この処女作は結局映画化されなかったが、リングで死んだ中年ボクサーが担架に乗せられ暗い通路を運ばれていくファーストシーンは後に寺山自ら撮った「ボクサー」のファーストシーンのテンカウントゴングと似ている。
すかんぴんの主人公の恋人同士があてどなく街をさまようのはラジオドラマ「都会の二つの顔」「いつも裏口で歌った」だ。朝鮮人ボクサーも出てくる。
処女作には作家のモチーフのほとんどが込められる。
ジャズとボクシングと犯罪…高揚する政治の季節には乾いた青春の絶望はシニカル過ぎたのか。
http://www.amazon.co.jp/%E5%AF%BA%E5%B1%B1%E4%BF%AE%E5%8F%B8%E3%81%AB%E6%84%9B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%A5%B3%E5%84%AA-%E6%BC%94%E5%8A%87%E5%AE%9F%E9%A8%93%E5%AE%A4%E2%97%8E%E5%A4%A9%E4%BA%95%E6%A3%A7%E6%95%B7%E3%81%AE%E5%90%8D%E8%8F%AF%E3%83%BB%E6%96%B0%E9%AB%98%E3%81%91%E3%81%84%E5%AD%90%E4%BC%9D-%E5%B1%B1%E7%94%B0-%E5%8B%9D%E4%BB%81/dp/4309272169/ref=gfix-ews-form

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