梁塵日記

アクセスカウンタ

zoom RSS 劇団5454(ランドリー)第11回公演「好き」

<<   作成日時 : 2017/04/21 01:03   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

これはもう今年の私的ベスト舞台だろうとつい興奮気味に言ってしまったりして。演劇好きはもちろん、芝居を観たことない人も何を置いても劇場に駆けつけてほしいと切に思う。これを観てつまらないと思った人にはお代は私が返します、とまで言い切ってしまいたくなるのが、きょう赤坂REDシアターで初日を迎えた劇団5454(ランドリー)第11回公演「好き」(作・演出=春陽漁介)。

 今年1月に行われた劇王東京に出場した劇団。審査員として講評した縁で今回の舞台を見せていただいた。劇王は20分の短編。その時間内で芝居をやるには作家と役者のセンスに負うしかない。その点、センスは感じたものの短編では実力の程はわからない。

 一体どんなものかと正直あまり期待せずに観に行ったら、これが予想をはるかに上回る素晴らしい舞台。

 偶然、劇場で一緒になったJ-CLIPの上谷さん共々、終演後に「久しぶりに面白い芝居を観た」と興奮気味に語り合い、大盛り上がり。話が弾んで初日乾杯まで居残ってしまった。

 寺山修司脚本、羽仁進む監督の映画「初恋 地獄篇」は「キャベツをむくと芯が出るが、玉ねぎをむくと何が出るか?と質問を出された少年が「涙」という答えを出すまでに、ひとつの恋を体験する物語だったが、この「好き」は、夜の公園で一人の少女、里穂(森島みどり)に「好き」と声を掛けられた幸太(工藤佑樹丸)が2時間(上演時間)かけて、「好き」という言葉の意味を考え、一つの結論にたどり着くまでを描いたもの。
 生まれた時から人とは違う風変わりで無感動の若者、幸太。彼の友人で非モテ男の明智(村尾俊明)の一美(榊木並)への片恋や離婚した幸太の両親(石田雅利絵・高野アツシオ)の別れた理由、守(板橋廉平)と愛(竹間梨香)のとんでもカップルなど周りの人間模様は様々。

「笑い」というのは蓄積される。この歳になれば、笑いに関しては飽和状態。最近、「ふくろう」で笑ったくらいで、芝居を観て爆笑することはほとんどない。それが、今日は後ろの席の上谷さんの笑い声につられるまでもなく、なんちゃってミュージカルの場面では思わず周りに気遣ってしまうような笑い声を上げてしまった。芝居を観てこんなに笑ったのは絶えて記憶にない。これは上谷さんも同じ感想。

 「笑い」だけじゃない。演劇的企みに満ちた舞台であり、まさに演劇でしか表現出来ない展開と役者の演技が舞台にみなぎっていた。照明も音楽も見事の一語。
 楽しく・哀しく、そして奥の深い笑い。
 
 この舞台ばかりは、ストーリー展開を紹介しても意味がない。ただただ観てほしいというしかない。
 男も女も役者が実にチャーミング。
 見逃さずに済んでよかったと心から思える舞台だった。面白さは完全保証しまっせ。
 まだ席はあるそうなので、これはもうだまされたと思って観に行くしかないと、帰宅後もいまだ興奮さめやらず。

 帰りに上谷、板橋、工藤の三氏とパチリ。
 30日まで。その後、大分、大阪公演ありとのこと。
http://www.amazon.co.jp/%E5%AF%BA%E5%B1%B1%E4%BF%AE%E5%8F%B8%E3%81%AB%E6%84%9B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%A5%B3%E5%84%AA-%E6%BC%94%E5%8A%87%E5%AE%9F%E9%A8%93%E5%AE%A4%E2%97%8E%E5%A4%A9%E4%BA%95%E6%A3%A7%E6%95%B7%E3%81%AE%E5%90%8D%E8%8F%AF%E3%83%BB%E6%96%B0%E9%AB%98%E3%81%91%E3%81%84%E5%AD%90%E4%BC%9D-%E5%B1%B1%E7%94%B0-%E5%8B%9D%E4%BB%81/dp/4309272169/ref=gfix-ews-form

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
人気ブログランキングへ
劇団5454(ランドリー)第11回公演「好き」 梁塵日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる