梁塵日記

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zoom RSS 劇団MONO「ハテノウタ」

<<   作成日時 : 2017/03/27 01:41   >>

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 11時半、ソラの健診。夕方引き取りに。血糖値は昼120、4時過ぎに180。インスリン、缶詰のエサなどで3万円の支払い。こんなにかかるとは。


 19時、東京芸術劇場シアターウエストで劇団MONO「ハテノウタ」(作・演出=土田英生)。

 何を書いてもネタバレになってしまうので未見の方はスルーしてくださいな。

 近未来(といってもカラオケがあったり、服装も今とほとんど変わらないのだが)、学校の教室を模したようなカラオケルーム。そこに集まったかつての高校時代の同じ部活の旧友たち。ただ、会話が奇妙。「82年前の高校時代に…」というセリフもあったりして「おや?」と首をかしげる。どうやら彼らは99歳のお年寄りらしい。その原因は若返りの薬「エバ」が常用されるようになって見かけは20代の老人が増えているという。まるで高野文子の漫画「田辺のつる」のように外見は少女で中身は老女という不可思議な世界。

 しかも長寿であっても生産性の無い彼らは国家によって99歳で無理やり天寿を全うさせられるという。つまり「処分」だ。
 集まったのは99歳を迎える高校のブラスバンド部員たち。
 岡庭真斗(水沼健)、佐野昇(奥村泰彦)、小板橋文也(尾方宣久)、尼子勇輔(金替康博)、恒成豊久(土田英生)、仙道沙耶香(松永渚)、長沢あずみ(松原由希子)、花森圭(高橋明日香)と双子の妹・陸(浦嶋りんこ)。
 この中で、「エバ」に反対していた陸だけはエバを使わなかったために、それなりに年を取っているが、あとは若いまま。

 久しぶりの顔合わせに、カラオケやらオシャベリで和気あいあいの彼らだが、思い出は美化されるもの。それぞれの記憶は時に食い違う。
 それに、実はこの会は生年月日の関係で一足先に「姥捨て」される尼子を送るための会であり…。

 パンフの「挨拶」で土田は「世の中に不満の声をあげ、異議を唱えている人を認めなくなったら社会は終わり、もう今は完全にそんな社会になっている」と書いている。
 この作品の根底にも今の時代に対する違和感、風刺があるのだろう。

 役者の微妙な会話のズレ具合や間がMONOの魅力。土田の「笑い」を体現する男優たちの「間」と微妙なテンポは独特で、ほかの劇団ではなかなか表現できない。

 今回は浦嶋りんこをゲストに迎えたことで、「歌」が大きな比重を占める。聴いたことのない歌なのにそのカラオケバージョンにみんなが納得するシーンが笑える。

 99歳で「姥捨て」という設定はもう架空のお話ともいえなくなるようで、なんだかイヤーな感じもする。
 女優陣は皆ハツラツとした芝居。いつまでも高校時代を引きずる自分には切ないお話でもあった。
 設楽さんが観に来ていたので、一緒にアフタートークを聞いて家路に。土田英生は月蝕歌劇団に一時在籍していたのだ。
http://www.amazon.co.jp/%E5%AF%BA%E5%B1%B1%E4%BF%AE%E5%8F%B8%E3%81%AB%E6%84%9B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E5%A5%B3%E5%84%AA-%E6%BC%94%E5%8A%87%E5%AE%9F%E9%A8%93%E5%AE%A4%E2%97%8E%E5%A4%A9%E4%BA%95%E6%A3%A7%E6%95%B7%E3%81%AE%E5%90%8D%E8%8F%AF%E3%83%BB%E6%96%B0%E9%AB%98%E3%81%91%E3%81%84%E5%AD%90%E4%BC%9D-%E5%B1%B1%E7%94%B0-%E5%8B%9D%E4%BB%81/dp/4309272169/ref=gfix-ews-form

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